殺し屋さん、また依頼です


殺し屋と聞くと、ダークなイメージがあると思います。実際、人を殺す仕事ですから、明るいイメージが無いのは当然ですが、そんな殺し屋を題材にしたマンガ・アニメ作品が「殺し屋さん」です。
「殺し屋さん」は漫画アクションで掲載された4コマ漫画です。殺し屋という題材を使っていながら4コマという部分にもツッコミがあるかと思いますが、4コマ漫画です。
連載を開始してから「4」という数字にこだわりがあったのか、4コマ漫画で、4ページ掲載、全4巻、連載期間は4年となっていましたが、5年を経過しても連載され、4コマなのに5コマ使うこともしばしば。
その言い訳が苦しいことや、読者などからのツッコミも多かったようです。
基本的にシリアス成分は少なく、ギャグ4コマ漫画として読むことが出来ます。日本独自の言い回しギャグも多く、日本人には通じるが、海外の方には通じないギャグも少なくない。
海外映画やドラマを見ていて、俳優がギャグを言って、日本人が首をかしげるのと同じ現象がこのギャグ4コマ漫画でも生じるということです。
殺し屋さんは、主人公の殺し屋さん、佐々木竜一のキャラクターも面白いですが、他にも魅力的な登場人物が多数います。
この作品でもっともミステリアスな登場人物という謎のキャラになってしまった殺し屋さん(主人公:佐々木)の弟子の少年(名前不明)。
殺し屋さん(佐々木)に父親を殺され、その仇を取ろうと殺し屋さんを執拗に狙う父の仇女(名前不明)。
殺し屋さんのそっくりさん(アリバイ・豪遊担当)、殺し屋さんを追うデカ長(本姓:原田、妻娘あり)など、個性的なキャラクターばかりです。
その中でも個性的なキャラクターが「いつも殺される男」です。実は毎回殺し屋さんに殺されている、この4コマ漫画・アニメ話中で、一番不運キャラクターでもあります。

「殺し屋さん」4コマ漫画なのにアニメ化

4コマ漫画として連載されていた「殺し屋さん」ですが、2013年にテレビ埼玉でアニメ化しています。
4コマなのにアニメ化して、尺は大丈夫なのか?という心配もあったかもしれませんが、4コマ漫画がアニメ化するのはそこまで珍しいものではなくなっています。
週刊少年マガジンで連載されていた人気4コマ漫画の「生徒会役員共」は、アニメ化だけでなく映画化もされてしまいました。
殺し屋さんもアニメ化が出来たのですから、もしかすると次は映画化もあるかもしれませんし、ないかもしれませんね。
すこし刺激と笑いがほしいという人に、4コマ漫画・アニメの「殺し屋さん」はおすすめです。

アニメ「殺し屋さん」の評価について

1話の時間が約3分という短編アニメです。しかし、オープニングに1分も使っているため、実質は本編2分となってしまっている。
全体的にオヤジギャグが多く使われているので、コメディアニメが好きな人には短い本編でも十分楽しむことができると思います。
全話見ても20分少々という時間で完走することができるので、時間が少し空いているときに「殺し屋さん」のアニメを観るのもいいかもしれません。